プロダクトローンチとは?種類・流れ・ファネルの選び方を徹底解説

「プロダクトローンチ」「エバーグリーンローンチ」「トリップワイヤーファネル」…
マーケティングやオンラインビジネスを学んでいると、専門用語がたくさん出てきますよね。

一方で、

  • どのファネルから始めればいいの?
  • それぞれ何が違うの?
  • 自分の商品にはどれが合っている?

と迷う方も多いはず。

私は普段、会社員として採用マーケティングを担当しています。
実務の中で「候補者を集め → 会社を理解してもらい → 内定承諾につなげる」流れを作るのですが、これはまさにマーケティングファネルと同じ考え方です。

この記事では、マーケティング初心者〜中級者に向けて、プロダクトローンチの基本から、各ファネルの種類・特徴・おすすめの始め方 までをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのビジネスに最適な販売導線を選べるようになります。

DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)とは

DRMは Direct Response Marketing(ダイレクト・レスポンス・マーケティング) の略。

「見込み客リストを集め → 教育し → 販売につなげる」 という考え方で、現代のオンラインマーケティングの基盤になっています。

DRMの流れ

  1. 集客:広告やSNSでリストを獲得
  2. 教育:メールや動画で価値提供し、信頼関係を築く
  3. 販売:本命商品をオファーする

ファネル設計やローンチ手法は、すべてこのDRMの流れを応用したものです。

採用での応用例

私の会社では、ダイレクトリクルーティングの「offerbox」や「スポナビ」「ジョブトラ」「アクセス就活」などのイベントで母集団形成を行います。

そこで、学生さんの個人情報を取得し、説明会や面談の予約に繋げます。

説明会や面談では主に、魅力づけ「教育=会社理解」を行い、最終的に「販売=内定承諾」に至ります。
まさにDRMの流れそのものです。

ClickFunnelsとは

ClickFunnels(クリックファネルズ) は、アメリカ発のセールスファネル構築ツール。世界的に、マーケターや起業家に人気の高いサービスです。

特徴

  • LP(ランディングページ)作成
  • 決済機能
  • ステップメール配信
  • 会員サイト運営

といった要素を オールインワンで作れる のが特徴です。

日本では「ペライチ」「utage」「MOSH」などのツールが人気ですよね。

採用での応用例

採用の世界でいえば「ATS+CRM」に近いイメージ。
候補者管理・自動メール・説明会ページ作成などを一元化できれば、かなり効率化できます。

私の会社では、「Sonar」を導入しています。

プロダクトローンチとは

「プロダクトローンチ」とは、アメリカのマーケター ジェフ・ウォーカー が提唱した「Product Launch Formula」に基づく手法。

単なる新商品の発売ではなく、見込み客を教育し、期待値を高め、短期間で爆発的な売上をつくる仕組み です。

基本の流れ

  1. Pre-Pre Launch(プリプリローンチ)
    市場調査・顧客の声集め・期待感を醸成する段階。
  2. Pre Launch(プリローンチ)
    無料動画やメール講座で教育・価値提供を行う段階。
  3. Open Cart(販売開始)
    期間限定で商品を販売。
  4. Close Cart(販売終了)
    締切を設けることで成約率を最大化。

この流れを応用した派生手法が「シードローンチ」「エバーグリーンローンチ」などです。

各ファネル・ローンチ手法の種類と特徴

シードローンチ

商品完成前に「先行モニター」として販売し、顧客と一緒に商品を作る。

メリット:需要を確認しながら商品開発できる。
デメリット:提供がリアルタイムで大変。

プリプリローンチ

初リリース前に体験やお試し、モニターという表現がされていることが多い。

  • 本格ローンチ前に「市場の声を集める」フェーズ。
  • SNSやアンケートで顧客ニーズを探る。

プリローンチ

インスタグラムだとストーリーで教育や価値提供されていて、ローンチした瞬間に欲しい!と思う人も多い状態にできる。

メルマガだと80通くらいのステップメールで教育されて、販売というセールスも受けたことがあるよ💡

  • 教育と価値提供の中心フェーズ。
  • 無料動画やステップメールで「欲しい」状態をつくる。

トリップワイヤーファネル

メールマガジンで、100円や500円の決済が多い印象。

まずは、クレジットカードを登録する心理的ハードルをこの少額決済で取っているんだと思います。

  • 安価な商品(例:3,000円)を入口にして、顧客を購入者に変える。
  • その後、本命商品や高額サービスにつなげる。

エバーグリーンローンチ

一度仕組みを作れば「自動で回る常時ローンチ型」新規リストが入るたびに同じシナリオが流れる。

メリット:安定収益化できる。
デメリット:仕組み作りに初期工数が必要。

実践:エバーグリーンローンチを7日で構築するロードマップ

Day1:全体設計

  • 売る商品を決める
  • 無料オファーのテーマを決定

Day2:無料オファー制作

  • PDFや動画などを作成
  • 登録フォーム・LPの下書き

Day3:ステップメール設計

  • 教育+販売につながる7通のシナリオを作成

Day4:販売ページ作成

  • ベネフィット・実績・CTAを明確化
  • 決済システムを設定

Day5:自動化システム構築

  • メール配信ツールにステップメール登録
  • 動線をテスト

Day6:集客準備

  • SNSプロフィールに導線を設置
  • 広告を小額からテスト

Day7:テスト&公開

  • 自分で登録してチェック
  • 公開スタート

まとめ

  • プロダクトローンチ=短期的に爆発的な売上を作る手法
  • シードローンチ・プリローンチ・トリップワイヤー=状況や商品に応じた派生手法
  • エバーグリーンローンチ=一度仕組みを作れば自動で安定収益を生む

採用担当の経験からも実感しているのは、ファネル設計は業界を問わず使える普遍的な考え方 だということ。
会社員としての実務でも、副業・個人ビジネスでも、ファネルを意識するだけで成果が大きく変わります。

👉 まずは 無料オファー+ステップメール+コア商品の販売導線 を最小構成で作り、データを見ながら改善していくのがおすすめです。

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