「プロダクトローンチ」「エバーグリーンローンチ」「トリップワイヤーファネル」…
マーケティングやオンラインビジネスを学んでいると、専門用語がたくさん出てきますよね。
一方で、
- どのファネルから始めればいいの?
- それぞれ何が違うの?
- 自分の商品にはどれが合っている?
と迷う方も多いはず。
私は普段、会社員として採用マーケティングを担当しています。
実務の中で「候補者を集め → 会社を理解してもらい → 内定承諾につなげる」流れを作るのですが、これはまさにマーケティングファネルと同じ考え方です。
この記事では、マーケティング初心者〜中級者に向けて、プロダクトローンチの基本から、各ファネルの種類・特徴・おすすめの始め方 までをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのビジネスに最適な販売導線を選べるようになります。
DRMは Direct Response Marketing(ダイレクト・レスポンス・マーケティング) の略。
「見込み客リストを集め → 教育し → 販売につなげる」 という考え方で、現代のオンラインマーケティングの基盤になっています。
DRMの流れ
- 集客:広告やSNSでリストを獲得
- 教育:メールや動画で価値提供し、信頼関係を築く
- 販売:本命商品をオファーする
ファネル設計やローンチ手法は、すべてこのDRMの流れを応用したものです。
採用での応用例
私の会社では、ダイレクトリクルーティングの「offerbox」や「スポナビ」「ジョブトラ」「アクセス就活」などのイベントで母集団形成を行います。
そこで、学生さんの個人情報を取得し、説明会や面談の予約に繋げます。
説明会や面談では主に、魅力づけ「教育=会社理解」を行い、最終的に「販売=内定承諾」に至ります。
まさにDRMの流れそのものです。
ClickFunnels(クリックファネルズ) は、アメリカ発のセールスファネル構築ツール。世界的に、マーケターや起業家に人気の高いサービスです。
特徴
- LP(ランディングページ)作成
- 決済機能
- ステップメール配信
- 会員サイト運営
といった要素を オールインワンで作れる のが特徴です。
日本では「ペライチ」「utage」「MOSH」などのツールが人気ですよね。
採用での応用例
採用の世界でいえば「ATS+CRM」に近いイメージ。
候補者管理・自動メール・説明会ページ作成などを一元化できれば、かなり効率化できます。
私の会社では、「Sonar」を導入しています。
「プロダクトローンチ」とは、アメリカのマーケター ジェフ・ウォーカー が提唱した「Product Launch Formula」に基づく手法。
単なる新商品の発売ではなく、見込み客を教育し、期待値を高め、短期間で爆発的な売上をつくる仕組み です。
基本の流れ
- Pre-Pre Launch(プリプリローンチ)
市場調査・顧客の声集め・期待感を醸成する段階。 - Pre Launch(プリローンチ)
無料動画やメール講座で教育・価値提供を行う段階。 - Open Cart(販売開始)
期間限定で商品を販売。 - Close Cart(販売終了)
締切を設けることで成約率を最大化。
この流れを応用した派生手法が「シードローンチ」「エバーグリーンローンチ」などです。
シードローンチ
商品完成前に「先行モニター」として販売し、顧客と一緒に商品を作る。
メリット:需要を確認しながら商品開発できる。
デメリット:提供がリアルタイムで大変。
プリプリローンチ
初リリース前に体験やお試し、モニターという表現がされていることが多い。
- 本格ローンチ前に「市場の声を集める」フェーズ。
- SNSやアンケートで顧客ニーズを探る。
プリローンチ
インスタグラムだとストーリーで教育や価値提供されていて、ローンチした瞬間に欲しい!と思う人も多い状態にできる。
メルマガだと80通くらいのステップメールで教育されて、販売というセールスも受けたことがあるよ💡
- 教育と価値提供の中心フェーズ。
- 無料動画やステップメールで「欲しい」状態をつくる。
トリップワイヤーファネル
メールマガジンで、100円や500円の決済が多い印象。
まずは、クレジットカードを登録する心理的ハードルをこの少額決済で取っているんだと思います。
- 安価な商品(例:3,000円)を入口にして、顧客を購入者に変える。
- その後、本命商品や高額サービスにつなげる。
エバーグリーンローンチ
一度仕組みを作れば「自動で回る常時ローンチ型」新規リストが入るたびに同じシナリオが流れる。
メリット:安定収益化できる。
デメリット:仕組み作りに初期工数が必要。
Day1:全体設計
- 売る商品を決める
- 無料オファーのテーマを決定
Day2:無料オファー制作
- PDFや動画などを作成
- 登録フォーム・LPの下書き
Day3:ステップメール設計
- 教育+販売につながる7通のシナリオを作成
Day4:販売ページ作成
- ベネフィット・実績・CTAを明確化
- 決済システムを設定
Day5:自動化システム構築
- メール配信ツールにステップメール登録
- 動線をテスト
Day6:集客準備
- SNSプロフィールに導線を設置
- 広告を小額からテスト
Day7:テスト&公開
- 自分で登録してチェック
- 公開スタート
- プロダクトローンチ=短期的に爆発的な売上を作る手法
- シードローンチ・プリローンチ・トリップワイヤー=状況や商品に応じた派生手法
- エバーグリーンローンチ=一度仕組みを作れば自動で安定収益を生む
採用担当の経験からも実感しているのは、ファネル設計は業界を問わず使える普遍的な考え方 だということ。
会社員としての実務でも、副業・個人ビジネスでも、ファネルを意識するだけで成果が大きく変わります。
👉 まずは 無料オファー+ステップメール+コア商品の販売導線 を最小構成で作り、データを見ながら改善していくのがおすすめです。